わかりやすくてかっこいい!心に響く『般若心経の現代語訳』が素敵!!
2019/05/18
わずか“300字”足らずの本文に、大乗仏教の心髄が説かれているとされ、複数の宗派において“読誦経典”の一つとして広く用いられている『般若心経』。
こういったものですね。
聞いたり見たりした事はあっても、その意味まではなかなか…
いや、たとえ訳されたところで理解できる気がしません(汗)
そんな方にぜひお勧めしたいのがロック調で現代語訳した『般若心経』。
原文を相当大胆に変えてはいるものの、決して本来の意味を崩さないように工夫されている様子が端々に伺えます。
【般若心経 現代語訳】
超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。
もっと力を抜いて楽になるんだ。
苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ。
安心しろよ。
この世は空しいモンだ。
痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。
この世は変わり行くモンだ。
苦を楽に変える事だって出来る。
汚れることもありゃ背負い込む事だってある。
だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ。
この世がどれだけいい加減かわかったか?苦しみとか病とか。
そんなモンにこだわるなよ。
見えてるものにこだわるな。
聞こえるものにしがみつくな。
味や香りなんて人それぞれだろ?
何のアテにもなりゃしない。
揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。
それが『無』ってやつさ。生きてりゃ色々あるさ。
辛いモノを見ないようにするのは難しい。
でも、そんなもんその場に置いていけよ。
先の事は誰にも見えねぇ。
無理して照らそうとしなくていいのさ。
見えない事を愉しめばいいだろ。
それが生きてる実感ってヤツなんだよ。
正しく生きるのは確かに難しいかもな。
でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ。
菩薩として生きるコツがあるんだ。
苦しんで生きる必要なんてねえよ。
愉しんで生きる菩薩になれよ。
全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな。
適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ。
勘違いするなよ。
非情になれって言ってるんじゃねえ。
夢や空想や慈悲の心を忘れるな。
それができりゃ涅槃(ねはん…仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地)はどこにだってある。
生き方は何も変わらねえ。
ただ受け止め方が変わるのさ。
心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ。
この般若を覚えとけ。
短い言葉だ。
意味なんて知らなくていい。
細けぇことはいいんだよ。
苦しみが小さくなったらそれで上等だろ。
嘘もデタラメも全て認めちまえば苦しみは無くなる。
そういうモンなのさ。
今までの前置きは全部忘れても良いぜ。
でも、これだけは覚えとけ。
気が向いたら呟いてみろ。
心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。
いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?
『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』
心配すんな。大丈夫だ。
▼そしてこちらは般若心経現代語訳のラップです!
難解なイメージの般若心経。
こうして訳してもらうと徳のある人にだけでなく、全ての人々に向けた心に響く素晴らしい内容だという事がわかりますね。
何故今までちゃんと意味を把握しようとしなかったんだろう…
学校の授業でもぜひこんな風に教えてほしいものです。