天皇、皇后両陛下が雨の日に『透明なビニール傘』をお使いになられる理由とは

どんな時でも笑顔を絶やさず、全ての人々に気遣いをしてくださる天皇・皇后両陛下。

震災などの自然災害が起こった時は、率先して被災地へと訪れられます。

その優しいお心は「傘」にも現れていたのです。

２０１３年７月、東日本大震災の復興状況を視察される為に岩手県を訪れた天皇皇后両陛下。

大船渡市（おおふなとし）の工場をご視察なさったとき、あいにくの雨。

宮内庁の職員が大きな黒い傘を差し出しましたが受け取らず、透明なビニール傘をお使いになったのでした。

そのきっかけとは…

「出迎えてくれた人々に、顔がよく見えるように」というご配慮だったんですね。

もちろん使用されているビニール傘は、コンビニなどで売られているような普通のものではありません。

両陛下の傘が折れてしまうなど、縁起でもないことが起こってしまわないように改良を施し、そういった事故を防ぐ工夫が成されたビニール傘なのです。

【注目】
園遊会仕様ビニール傘 縁結（えんゆう)　シャンパンゴールド 美智子皇后陛下ご使用品　ホワイトローズ謹製
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— ね、B級グルメ情報だよ (@UmbrellaRanking) 2015年8月13日

ガラスを繊維状にしたグラスファイバーを骨の部分に使い、ビニールも3枚重ねられています。

さらに、その骨には小さな穴が開いています。

そこから風が吹き抜ける仕組みによって、傘にかかる負担を少なくしているのだそう。

両陛下の細やかなご配慮は、こんな小さなところにまで現れていたんですね。

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